若葉のころ
2015年 04月 08日

新学期もスタートしましたね。
今日はまた寒の戻りというのか、みぞれまじりの冷たい雨ですが、数日前は25°c近くまで気温が上がったり、気温差の激しい時期でもあります。みなさま、体調はいかがですか?
桜にとっては、花散らしの雨ですが、一雨ごとに美しい若葉がみるみる芽ぶき始めているのも春のエネルギーを感じます。季節はさくら色から若草色に移り変わって来ました。
この時期、お肌に吹き出物ができたり、お腹を壊しやすかったりしている方は多いと思います。解毒排毒の季節ですね。
先日皆既月蝕もありましたが、満月のエネルギーも排毒を助けてくれます。
またこの時期、苦味のある食べ物、ふきのとうだとか、タラの芽だとか…そんな苦い新芽を頂くことにより、身体の解毒は促進されます。
今は流通が進み保存方法もあるので、遠い場所から届いた食べ物を口にすることができますが、昔は自分の住まいのまわりに生える植物を口にしていたわけです。自分の身体に必要なものが、一番近くに育つ…それを食べていれば間違いない。だって、それが自然だから。
自然のシステムは間違いがなくて、人間の体も本来は自然のままに働いていれば完璧なんだと思うんです。
でも、本来食べられる筈もない遠い国のものを食べたり、真っ白く精製してしまったもの、長持ちするように薬を加えられたものなんかを食べ続けることで、自然の循環から外れてしまって、せっかくの自然からの恩恵を受けにくくなってしまったのかもしれませんね。
中医学や薬膳の考え方に、医食同源や一物全体という考え方があります。
医食同源はおわかりでしょう。
一物全体というのは、一つの食材を頭の先から、尻尾まで全部たべる。野菜なら、葉も茎も根も全部調理して一緒に頂く。そして、肉や魚は、まるまる一匹食べられる大きさはおのずと決まってくるので、肉なら、鳥肉や豚肉、魚なら一匹丸のまま焼魚にできるくらいの食材が一番人間の身体に優しい食材なのかもしれません。
それ以外のものは、昔はめったに食べられないものだったわけで、今や、食べたければ何でもいつでも、いくらでも食べられる事が、身体に負担を強いることになってしまっているのでしょうね。
この時期、いろいろなお付き合いも多いとは思いますが、意識して、身体に負担をかけない食材を選んだり、量を少し減らしてみるのもいいかもしれません。
そして、新緑の緑をたくさん眺めて深呼吸。
胸が開いて、心と意識の解放につながります。
by mekealoha195
| 2015-04-08 19:18
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