心地よい毎日にお勧めしたい本。
2016年 02月 16日
みなさまこんにちは。
気温の変化が激しい今日この頃ですが、お元気でお過ごしですか?
今日は本を一冊ご紹介します。
EMBODYのナビゲーターをしていることもあり、身体や健康に関する本や雑誌を本屋さんや図書館でチェックするのが楽しみでもあるのですが、先日近所の図書館で見つけて気に入り、すぐネットで取り寄せた本がありました。
鍼灸師の若林理砂さんの「冷え取りごはん うるおいごはん」という本です。
こちらは平たく言ってしまうと薬膳の料理本なのですが、季節や体質にあわせたレシピもさることながら、若林さんの東洋医学や薬膳に関する解説やコラムが、丁寧かつ分かりやすいながらも詳しすぎず、ちょうどいい感じ。(中医学や薬膳て、詳しすぎる解説書では読むだけで混乱してきて頭に入りません。とてもシンプルに整理されているのがありがたい。)
カリスマ鍼灸師である若林さんご自身が、ご自分の健康を管理されている養生法が「食事・呼吸・運動・姿勢に毎日少し気を配ること」であり、それはまさしくエンボディで私がお伝えしていることとピッタリ重なるのです。読んでいて共感ポイントがいっぱいで、これはエンボディに来てくださっている方々に紹介しようと思いました。
薬膳や東洋医学の考え方についてはレッスン中にお話したり、季節ごとプリントでその都度お伝えしてはいるものの、こうしたテキスト本はEMBODY®ではまだないので、この本を参考にしていただくのもいいのではと思います。
最近はテレビでも健康や医学をテーマにした番組も多く、情報があふれています。
我々はその情報を上手に利用できればいいのですが、どうしても振り回されたり、不安をあおられたり、マイナスの面も少なくありません。
最新の情報も興味はありますが、自分のからだは自分自身が感覚を研ぎ澄ませて感じることから答えを導き出した方がよいと思いますし、基本は循環そして排泄がうまくいっているか?と調和(バランス)がとれた状態であるか?だと思うので、その考え方は東洋医学の古くからの先人たちの知恵を参考に自分で調整していくことが日常の養生としては間違いないのではと私は考えています。
もちろん西洋医学を否定しているわけではありません。
ただ、病気になるまで身体の声を聞かずに不摂生を積み重ね、挙句の果てに病気になったら医者に丸投げではなく、日ごろから、自分のからだや心と向き合う暮らしが大きな病気を遠ざけるのでは?ということです。
いつも調子の良いときだけが「健康」なのではなく、調子がいい日も悪い日も、より心地よくなれるように、季節や自分のからだにあったやり方・体質にあった食べ物で調整していくことができることが心もからだも「健康」なのだと思うのです。かといって特別に面倒なことはしたくないし、鍛錬とか頑張りすぎるのも嫌いです。心地よさ最優先ですから。
そんな私が自分の生活や食事のチェックに時々利用するといいなと思えたのがこの本でした。
薬膳には興味はあるけど実際日々のくらしでどう活かしたらいいのかしら?と思っている方にもお勧めの一冊です。特別な材料でなく身近な食材でできるお料理が多いですよ。
by mekealoha195
| 2016-02-16 16:33
| 薬膳
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