冬のからだと過ごし方
2020年 11月 08日
11月7日「立冬」を迎えました。
街路樹もすっかり紅葉し、季節はもう冬ですね。私たちのからだも冬支度を始める時期です。
自然界は陰のエネルギーが旺盛になるので、人間も夏に蓄えた陽気を失わないよう、「閉蔵」して春を待ちます。夜は日が落ちたら早めに寝て朝は遅めに起き、その時必ず日光を浴びましょう。この時期は汗をかいたり、気を使い過ぎたりする事をせずに、からだの保温を心がけて「腎」を養いながら過ごします。風邪にかかりやすい時期なので、冬晴れが続く時は乾燥にも気をつけましょう。
【冬におすすめの食材】
*気を補い陽を温めからだを助ける
もち米、長芋、ジャガイモ、栗、クルミ、干し椎茸、鶏肉、羊肉、エビなど
*血を養い陰の補充をする
ほうれん草、にんじん、ゆりね、レバー、落花生、クラゲ、ごま、牡蠣、すっぽんなど
*血を巡らせ血流をよくする
そば、らっきょう、ジャスミン、グリンピース、みかん、酒など
*臓腑を温め体内の寒気を減らす
ニラ、唐辛子、しょうが、山椒、羊肉、エビ
*肺の助けになる食材(風邪の時、乾燥が気になる時)
シソ、しょうが、はと麦、松の実、ぎんなん、白菜、クルミ、玉ねぎ、蓮根、大根、梨など
*腎の助けになる食材(腎は腰のトラブル、骨にも関係あり。筋力の衰えが気になる時)
黒ごま、クコの実、長芋、すっぽん、ナマコ、羊肉、うなぎ、くるみ、海老、ニラ、栗、ぶどうなど
薬膳は特別な食材を用意しなくても、身近な食材の組み合わせで、少しずつ取り入れてみて下さい。旬のものは、いちばん美味しい時期でもあるので、からだに聞いて、からだが食べたいと望んでいるものを適量摂ってみて下さい。
by mekealoha195
| 2020-11-08 10:18
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